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2012.02.11 18:44 更新

劇団LOKE『水面のワルツ』公演終了。他グループのチケット発売状況も

LOKEWALTZ1.jpg 先月29日に鹿児島市中央公民館で上演された劇団LOKE『水面(ミナモ)のワルツ』(作・福薗宏美さん、演出・仮屋園修太さん)。
 満席で迎えた当日、観客が見たお芝居はどんなだったのか。少しご紹介して、また次回のお楽しみにしていただければと思います。

【ストーリー】朝の通勤ラッシュ、ホームから転落・轢死した一人の人間。たまたま目撃した主人公(前田茂喜さん、下左写真の右)。彼の証言により事故は自殺と週刊誌に報じられ、他社に先んじた取材で評価されて上機嫌の記者(櫻木アヤネさん)から居酒屋でビールをおごられるものの、「ボクは自殺とは言わなかった」とポツリ。
「ただ前に一歩踏み出そうとしてるように見えたんだ」「それが自殺ってことじゃないですか。・・・ご自分でどう答えたか記憶ないんですか!?」
 いっぽう世間の好奇の目にさらされた未亡人(田中ロイジさん)は夫の死を事故と確信。自殺の証言をした主人公の家族に対して復讐を企てます。子どもが通うスイミングスクールで妻(福薗宏美さん)に近づき無言電話で攻勢。ついに耐えきれなくなった妻はいつも無関心な主人公への失望も手伝い子連れで家出しますが、心の片隅で重荷に感じた我が子が行方不明になり、罪悪感からパニックに陥ります。

 その夜、人気の無い町に運び屋の青年(小湊有真さん)が現われ、タクシーを停めました。行き先は湖です。道中、自殺事件の再取材で訪れた記者に夜道を尋ねられて停車しますが、再び発車(上右写真)。
 大きなスーツケースを運ぶだけで一攫千金になると語る青年は、運転手(田中篤志さん)へ「こんな田舎で同じ場所をグルグル回って、それで毎日生きてる気がするのか?!」と息巻きます。しかし、運転手に喫煙を禁じられ、義父から引き継いだ個人タクシーを大切にしていること、守るべき家庭があると聞かされて逆ギレ。青年は徒歩で向かうと言い残し、荷物と一緒に下車します。
LOKEWALTZ3.jpg その頃、「もう下手な芝居は止めませんか?」と詰め寄られた未亡人が主人公に向かって告げていました。「明朝、湖へ行けば、あなたの好きな記者が新しいネタを見つけて喜んでいるだろう」と。飛び乗った個人タクシーの運転手は言います、「さっきも別な人を湖の近くまで案内しました」「もう間に合わないかも知れない!」未亡人の言葉が思い出されます・・・冷たい冬の湖は、ばたつく足をも凍らせる──
 やがて見えて来た岸から水面へ飛び込む人影?「お客さん、そいつは命取りだ!」「私の家族かも知れないんです」運転手の制止を振り切って・・・。もがく。苦しむ。もがく・・・ 

LOKEWALTZ4.jpg 上演は1日3回。音響スタッフや会場係などに劇団CLOVER(鶴田規朗さん主宰)の協力も得て行われました。劇団CLOVERは、3月25日『うわさのタカシ』(原くくる作、かごしま近代文学館・メルヘン館)他公演のチケットを発売中。
 そして、今回すべての俳優が客演で参加した演劇ユニット火曜市(田中ロイジさん主宰、右写真)は、昨夏に続き鹿児島演劇見本市を目標に準備中です。
 4月21日・22日は劇団鳴かず飛ばず公演『Chasing one another』(チェイシング・ワン・アナザー)が鹿児島市中央公民館で(チケット販売中)。各団体、今後も素晴らしいステージで私たちを魅了することと思います。
 劇場でお会いしましょう♪  

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