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2011.10.01 09:00 更新

女優・大久保彰子さんに聞く、10/2『君の忘れた水槽』演劇の魅力

suisou9.jpg 愛の形が二つあります。
 おたがい相手しか知らない密室の如き愛もあれば、大通りを歩き、大勢の人たちと出会った末に結ばれるような愛も。
 いよいよ明日、開幕の舞台劇『君の忘れた水槽』(鹿児島大学劇団テアトル火山団、鹿児島市中央公民館)のヒロイン・ハルカ役=女優の大久保彰子さんにお話を聞きます。

suisouharuka.jpg 脚本・演出は鹿大生の宮田晃志さん。ファンタジックなストーリーテリングは鹿児島に無い、新しい演劇をリードする内容と好評です。
【物語】画学生サクライ(花牟礼宏紀さん)は、彫刻家をめざす先輩ハルカに憧れていました。サクライにとって世界のすべてに等しいアトリエから、彼女は海外へ飛び立とうとします。むかし愛を語ったエンゼル(山出朋佳さん)を夢に思い出し、ハルカに対して今まで以上の気持ちで接するようになったサクライは、最後の日・・・。

 大久保さん(上写真)は「ハルカは弱い女性」と言います。
 長い手足と大きな瞳、見る人を包んでしまう笑顔のオーラがヒロインにうってつけの彼女。他の公演でも状況を一変させる演劇パワーにあふれた女優として有名で、役柄とはいえ"弱さ"を口にするのは意外な気がしますが。
 「後輩のサクライに慕われるハルカにも、かつて憧れていた先輩がいて、彼がきまぐれでくれたリングの思い出を振り払おうとがんばってきたんです。一方で、その時の忘れられない喜びを込めた少女像の制作も続けている。行動がムジュンしてますよね?
 男性と同じ抽象画を描く後輩が過去を思い出させてしまう。でも、先輩の大切な思い出だからと言ってもらえて、ハルカは救われるんです」

suisougirls.jpg 「この芝居には何も特別なコトは描かれていません、観客のだれもが日常の生活で、今まで感じてきた気持ちに気づいたり、思い出されたりする舞台になれば」と大久保さん。
 けっきょく二つの愛をどう思いますか。主人公のサクライはひとりぼっち、彼の孤独の部屋へ天使のように舞い降りたエンゼルと、二人だけの愛も経験しました。
 「どちらが幸せなんでしょうか。でも、結果がどうだったにせよ、思い出を大切にして欲しいです。
 私、好きな言葉があるんです、それは・・・あなたの悲しみも、やがてあなたのものになる、という言葉です。恋愛に限らないかも知れません」。

suisouboys.jpg 感性豊かな役者たちを得て美しい舞台が出来上がります。セリフ、衣装、装置、スタイリッシュというのとも違う宮田さんの演劇。日曜の午後、出かけませんか。

★公演スケジュールはこちら

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