2011.07.09 00:00 更新
いよいよマイケル登場?!の期待も高まる、『鹿児島演劇見本市2011』(鹿児島演劇協議会主催、7月2日、鹿児島市民文化ホール)。
持ち時間各30分で県内の舞台芸術4団体が連続上演後、10分休憩をはさみ、さらに盛り上がった後半3グループの様子をお伝えするレポート後編です。
前編はこちらから。
後半のスタートは、劇団いぶき『新作公演に関するいくつかのこと。』
2007年の30周年記念公演『じいちゃんの日記帳』(脚本・演出・朝隈克博さん)以来の新作予告を兼ねたステージは、まずオープニングムービーで目を引き、次にドリフ顔負けのギャグ・せっぱつまった状態での男子トイレコントで大爆笑させ、最後は劇中曲を生演奏するバンドやコーラス隊も加わった大所帯のダンスで圧倒するという驚きの内容でした。
劇中の南薩のパワースポット紹介が知覧を拠点に活動する劇団のキャリアを印象づけましたし、"手相を売る"謎の女の登場は本公演への興味をつなぎました。
後半2番手は、劇団コスモス『みぞれ』。
コスモスは、3月まで伊佐市の演劇集団 非常口の団員だった山田美智子さんが今春、大学で立ち上げた劇団です。昨年は非常口のキャストの1人として見本市に参加し脚本も書きましたが、『みぞれ』では脚本・演出・俳優すべてを山田さんが担当、音響や照明のスタッフワークに支えられ、異色の一人芝居を敢行しました。
物語はみぞれしか売っていないかき氷店を営む女と、公園でスズメの首を切る同居男性との奇怪な生活を描いたもの。スタイリッシュな朗読劇で、多くのファンを獲得した初舞台は成功と言えるのではないでしょうか。
トリをつとめたのはAlm Dawn『Michaelな一日』。
8月に高校演劇全国大会(香川県)を控えた鹿児島高等学校演劇部と、劇団LOKEのメンバーによる合同ユニット。いましたョ、似てるでしょう? ほらぁ・・・。マイケルの名曲など流れる中、高校生&社会人の役者たちがマイム(黙劇)とダンスで情景を作り上げます。
去年は病気におびえるフリーターを演じていた男子が、今年は堂々とマイケルになり主役を張っているというだけで、お芝居ってホント面白いなと思います。インパクトのあるひげ面の仮屋園修太さん(鹿児島演劇協議会代表理事)が舞台に出る度ひょうきんな仕草で笑いを誘えば、LOKEの看板女優・福薗宏美さんも負けじと?ノリノリのダンスで客席を沸かせました。
2011年も盛り上がった鹿児島演劇見本市。開催前には前回出演の演劇集団 非常口の代表・島田佳代さんが九州戯曲賞大賞を受けるなど、うれしい知らせも舞い込みました。
来年までどんなビッグニュースがありますやら。ますます目が離せないイベントになりそうです。
★お知らせ★
今月17日・18日に、多くの演劇人を輩出する鹿児島大学演劇部テアトル火山団 公演『エゴ・サーチ』(作・鴻上尚史、演出・折田侑駿、鹿児島市中央公民館)が上演されます。詳しくはサイトで。