2010.01.30 00:58 更新
座敷童子との邂逅④/「緑風荘」のミステリー現象(二戸市・岩手県)
緑風荘の座敷童子は、一体どんな姿をしているのか? どんなことをするのか? 宿泊者の体験談はいろいろだが、どうも一人だけではないらしい。
筆者が訪れた際、フロントのロビーでお会いしたUさんは、緑風荘の宿泊100回以上の大常連! 大変気さくな方で、緑風荘と座敷童子にまつわるお話をいろいろ聞かせてくださった。
圧巻はご自身で撮られた写真の数々。「オーブ」と呼ばれる光の玉、人影など、目を見張る不思議画像がファイルに並び、不思議さ・見事さに感嘆させられた。ご本人同意の上、写真のいくつかを掲載する。
Uさんによると、亀麿の君だけでなく近隣の精霊が集まってくるらしく、私が泊まった夜は"着ぐるみをまとった赤ん坊"を見たという。見える人には、槐(えんじゅ)の間だけでなく館内各所で見えるそうだ。子供だけかと思えば、"龍神"が眼前にドーンと現れたこともあるそうで、緑風荘の魅力と不思議さはとどまるところがない。
2009年10月4日、緑風荘は突然の出火で全館火の海となり、「槐の間」を擁する母屋はじめ全てを失った。大変残念なことだが、亀麿を祭る庭の神社だけは無傷で残ったという。館主の五日市家は既に再建に向けて動いており、各方面からの応援も始まっているそうだ。建物が代替わりしても、室町のいにしえより子孫を見守る亀麿の君が消えることはあるまい。座敷童子の宿の歴史は、まだ道半ばである。
(緑風荘に宿泊した著名人とエピソード)
原敬/米内光政/福田赳夫(後に内閣総理大臣就任)
松下幸之助(松下電器創業)
本田宗一郎(本田技研創業)
稲森和夫(京セラ・第二電電創業)
金田一京助/遠藤周作(作家として大成)
水木しげる(漫画家として大成)
ゆず(ストリートミュージシャンからメジャーへ)
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(写真上)緑風荘で見られる「オーブ現象」。無数の光の玉が室内を乱舞する。主に写真に現れるが、慣れると肉眼でも見えるという。(写真提供・内山正朗さん)
(写真中1)槐の間を写した不思議写真。掛軸のところに人が座っているような赤い影が見える。宿の守り神・亀麿ではないかとの指摘も...(写真提供・内山正朗さん)
(写真中2)宿の外でも巨大なオーブが写ることがある。画像では分かりにくいが、オーブの左下におかっぱ頭の子供の顔が写っている(写真提供・内山正朗さん)
(写真下)緑風荘の裏庭に立つ「亀麿神社」。宿が全焼した際も無事に残り、今も大勢の参拝客が訪れるという。亀麿の君が、再び人々の前に現れることを信じたい