2009.11.10 11:08 更新
粋の通りのそぞろ歩き/ひがし茶屋街(金沢市・石川県)
加賀前田家のお膝元として栄えた金沢は、日本有数の風雅な城下町だ。現在は北陸の雄都としてモダンな商業ビルも林立するが、街の各所に古き良き面影が色濃く残っている。
有名な兼六園から北へ1㌔ほどのところにある「ひがし茶屋街」は、金沢の旦那衆や文化人の社交場として親しまれた歓楽街。出格子の料亭・茶屋が並ぶ町並みは、古の時代そのものである。今も営業を続ける店もあり、夕暮れ時をゆくと、鳴り物の音がかすかに聞こえてくる。
ポツリ、ポツリと軒灯が点りはじめ、こぼれる明かりが粋の通りをふんわりと包み込む。北の雅を胸いっぱいに吸い込みながら、闇にとけてゆく町並みにカメラを向けた。
yu