2009.10.04 09:00 更新
およそ1カ月かけて、指導者のライセンスを取得した。
実技あり、講義あり、Jリーグ観戦あり、最終日には筆記試験と指導実践ありの濃密な1カ月だった。指導実践では各自与えられたテーマに沿ったトレーニングを中学生に対して行い、その模様を協会のインストラクターが採点する。あんなに緊張したのは自動車学校の路上試験以来だった。いや、ひょっとするとそれ以上だったかも。
一人15分程度と言われていたのに、なかなか終わりの合図がインストラクターから出ない。「なにかヘマをやらかしたか?」「このままでは不合格なのでは?」気が気じゃない。声がかれてきて、不安なあまり変な汗も出てきた。
そうしてやっと終了の合図。腕時計を見たら12分が過ぎていただけ。生涯で一番長い12分間だったかも。とにもかくにもやりきった。緊張がほぐれて身体に新しい風が入っていく感じがした。
結果はなんとか合格。日本サッカー協会発行の修了証を手にしたとき、今まで指導した子、現在指導している子、父兄...。いろんな人の顔が浮かんだ。過去にもらったどの修了証よりも重みがあった。
この1カ月を通してサッカーのなんたるかを以前より深く考え、本質をとらえようとした。日本サッカー協会の指導指針も全てとは到底言えないが学んだ。
そして気付いたこと。教わった指導法をそのままチームに持ち帰っても、多分子どもには響かない。
大事なのは自分で見てきたボールのある風景、一緒にプレーした仲間たちのサッカー観、接してきた子どもたちの情熱...。そう言った自分だけしか知り得ないサッカーに関する全てを、咀嚼して解体して発展して。そうして『自分だけのサッカー』を貫くこと。ライセンス取得を通して学んだことを土台に、その『自分だけのサッカー』という哲学を持つことができたら、もっとサッカーが好きになれる。僕がサッカーを好きになればなるほど、子どもたちもサッカーを好きになる。
今、指導者として新たな一歩を踏み出した。
Football is wonderful!!