2009.04.20 00:20 更新
来たれ大河! 金のニワトリ/天地人紀行⑤(山形・新潟県)
「直江兼続を大河ドラマに!」――数年前、上杉家の城下町・米沢でこんな動きがあることを知ったが、「ふーん」の一言で片付けた。小学以来直江フリークの筆者でも、そんなものが実現するとは全く思わなかったのだ。おかげで制作発表の第一報には心底仰天させられた。
しかし悪い気がするはずもなし。「篤姫」で盛り上がる薩摩を横目に、心は越後・出羽に飛んでゆく。書店で兼続本が増え、兼続がらみのイベント・グッズなど、続々発信されるのを見るのは何とも痛快だ。当然のことだが、以前は本一冊探すにも苦労した。鹿児島もだいぶ潤ったようだが、大河効果はやはり馬鹿にならない。
「天地人」がボチボチ噂にのぼり始めた前年の初秋、山形から新潟を回る機会があった。「そろそろか...?」――期待しつつ米沢駅に降り立てば、やはりあるわ、マスコットや幟、宣伝の看板がドカドカと構内をにぎわしている。新潟駅ではグッズコーナーと遭遇、いけないと思いつつ財布のひもが緩んだ。
放送期間が長い大河ドラマは、地元PRと便乗商売のまたとない火種。毎年ネタが変わるたび、人物をすげ替えただけのよく似た狂騒曲が奏でられる。感嘆と苦笑を交えつつ各地の盛り上がりを見て歩くことも、日本を駆ける楽しみの一つである。
yu
(写真上)「ようこそ、天地人」――豊富なPRアイテムが楽しいJR米沢駅(山形県)
(写真下)新潟駅の構内に設けられたグッズコーナー。危険な大人買いの衝動が...