2008.11.26 02:21 更新
兵糧攻めの極上リゾート/ザ・ウィンザーホテル洞爺(北海道)
到着するや、うやうやしく出迎えるシルクハットのドアマン。折り目正しいフロントレディ。ロビーで振る舞われるイチゴとパイナップルのカクテルは実に美味しく、フルートの生演奏まで始まった。眼下に洞爺湖を眺めながら、しばしリゾート気分を満喫する。
だが、この巨大リゾートには落とし穴もあった。周りに何も無い"一軒家"。ホテルで確実に食べなければ、たわごと抜きで飢えてしまうのだ。それではとコンシェルジュに相談すると、洋食はコースで2万クラス。しかも「予約でいっぱい」との返事。先客で埋まっているのは他の料理処も同じ。山の麓にホテル直営のピザレストランがあり、送迎バスも出ているのだが、やはり予約で満杯。ここに至って全くお手上げになってしまう。とりあえずカフェでアフタヌーンティーを頼むも、2口で収まりそうなサンドに小菓子とグラスシャンパン――これで2800円には少し笑えた。まあ、こんなことが気になるうちは、セレブに縁は無いのだろう。
夜も更け、ようやく予約客をさばいた和食処へ。育ちの良さそうなお料理様を、複雑な思いでいただいた。後にサミットの場に決まったと聞いたが、なるほど、要人を連れて立て籠もるなら、あれほどの適地もないだろう。籠城には兵糧の支度も怠りなく――。 yu
(写真上) 雪が残る山頂にそびえる「ザ・ウインザーホテル洞爺」
(写真下) ロビーから望む洞爺湖。そばでは音楽の生演奏も